読んだ。
3章の「OSSライセンスの都市伝説」は著者の方の怒り(?)みたいなものがこもっており、読みものとしてもおもしろかった。
全体を通して「著作権」をベースに考えましょうということが繰り返し言われていた。
OSSは著作物であり、無断で「利用(≠使用)」してはだめ。 ライセンスに従うことで許されるのだから、それを守らなければ違法。 (著作権侵害は刑事罰のある罪)
また、ソースコードの公開やリバースエンジニアリングの許可がなぜ必要なのかという説明(glibcやプリンタサーバーの例)がわかりやすかった。
あと、システムを納品(譲渡)するのは複製にならないけど、 開発したシステムを横展開するのは複製になるというのは要注意だと思った。
その他、いろいろためになる本だった。読んでよかった。